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日々の出来事の忘備録等々💛

チャイルドマインダーの資格・保育士との違いや給料について

【チャイルドマインダー】

チャイルドマインダーはイギリス発祥の家庭的・少人数保育の専門職です。

イギリスでは、児童法で基準が明確に定義され「国家職業基準資格」になっています。

 

【保育士との違い】

保育士は国家資格で厚生労働省の管轄です。

それに対してチャイルドマインダーは民間資格で、指定の団体による養成講座を修了して試験に合格すれば取得できます。比較的簡単に取ることができるようです。

また、保育士は保育園や幼稚園などの保育施設に勤務する労働形態がほとんどですが、チャイルドマインダーは自宅で開業したり訪問したりして保育を行うことが多いようです。

 

【ベビーシッター】

ベビーシッターは派遣会社と契約して仕事を得るスタイルで、「公益社団法人全国保育サービス協会」が認定する「認定ベビーシッター」の資格取得が推奨されています。

保育の必要な家庭に派遣されて働くベビーシッターは不特定多数の子どもが対象です。

それに対してチャイルドマインダーは、個人経営の小規模乳児院といった感じの自宅開業型と、個別に契約して自宅を訪問するパターンなので特定の子どもが対象です。

 

【自宅開業がすぐにできる】

保育園は誰でも簡単に開設することはできませんが、チャイルドマインダーになれば自宅を保育ルームとして利用するのなら今スグにでも開業できます。

保育園での配置基準は、0歳児3人に保育士1人、1歳児・2歳児6人に保育士1人、3歳児20人に保育士1人、4歳児以上30人に保育士1人と定められています。

それに対してチャイルドマインダー1人が保育できる上限は、0歳児で2人、1歳児で3人、2~4歳児で4人と決められています。

1人で始めるなら、自宅を使っての開業でもスペース的には十分で、初期投資も抑えられるので比較的ハードルは低いのではないでしょうか?

自宅で開業する場合、時間単位で保育料を設定することが多いようで、東京都を例にすると、預かるこども1人1,200円~1,500円/時間くらいが多いようです。

1人を預かる場合で1日9時間・15日だと1時間当たり1,200円で162,000円ですが、ここから必要経費を払わなければなりません。

この額を見ると保育士として働くよりはかなり少なく感じますが、2~4歳児を目いっぱい4人預かって1日9時間・月15日で1時間当たり1,200円として、648,000円となります。

現実的には1人で4人の子どもたちをずっと保育するのはかなり難しいので、良くてもこの半分くらいかもしれません。

最初は大変かも知れませんが2年3年と続けてスキルアップしていけば、月収300,000円くらいも夢ではありません。

 

待機児童解消を謳う政府の策も、まだまだ成果を挙げているとは言い難い現状です。

小規模保育施設や乳児院、託児所などとともにこれから脚光を浴びるかも知れない「チャイルドマインダー」の資格を取得して独立開業…という保育士さんも増えるかも知れませんね。

 

それでは、また(*'ω'*)