参加レポート「Forbes JAPAN SMALL GIANTS AWARD 2019-2020」
こんにちは、AYNです。
「Forbes JAPAN」主催の「Forbes JAPAN SMALL GIANTS AWARD 2019-2020 」が先日丸の内で開催されました。
先日お伝えしたとおり、中小企業の中で小さくも、最も世の中やビジネス界で大きな影響力を持つ会社を決めるアワードです。
各地方から選出された大会ファイナリスト19社が最終プレゼンテーションを行い、
最後にグランプリが選出されます。
その中で、川口スチール工業がグランプリに選ばれていました。
この企業は再生可能エネルギーを普及させる太陽光発電パネルの超軽量型を開発し、
日本から海外へと営業範囲を広げている企業です。
プレゼンテーションを聞いている中でも、私が一番興味をひかれたのがこの企業でした。
社長が話していた内容を私なりに要約するとこうです。
もともと地方で屋根修理会社として代々引き継いできました。
川口社長の第二、営業拡大で何かできることはないかということで屋根の上に
太陽光パネルを設置することを提案しました。
しかしながら、本来工場や倉庫の屋根を持つ事業所の多くは、空いた屋根に太陽光発電を活用したくても屋根の荷重問題や補強工事など様々な課題があり屋根に載せることが出来ず、断念していました。
川口スチール工業は「超軽量」の太陽光パネルを開発したことで、この課題をクリアし現在は産業用屋根への太陽光パネルの販売、施工、活用提案を行なっています。
太陽光パネルを各家庭、企業の屋根に置かせてもらうことでその屋根の持ち主に賃料を支払い、太陽光エネルギーを捻出しているのです。
そして、設置した太陽光パネルで発電、自家消費電力の販売で得た利益の一部で、アフリカへの支援を行なっているそうです。
私がすごいなと感じたのは、企業の収益を上げるために
利用者に賃料を与えているというところです。
通常は物の売買や売り上げを出すために賃料や施行料をいただくことが
企業成長や売り上げ増大の基本システムだと思っていました。
この企業のしている、環境にも消費者にも優しい運営方法は新しいなと感じます。
すべての企業がそのような方法では存続や繁栄はできないことは分かっていますが、
このように企業運営の仕方も変わっていくのかもしれないと感じました。
その他の企業も、社会に多方面から貢献する気持ちを強く持っていることから、
私の中でも何ができるのだろうかと考え直すいいきっかけとなった会でした。
それでは、また(*'ω'*)